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「ブラック校則」は全員参加の選挙で変えよう

みなさんの学生時代と今とで、校則はどれくらい変わりましたか。最近「ブラック校則」をよく耳にしますけど、少なくとも僕が学生だった5年前とか10年前と変わらない気がします。黒染め禁止とかツーブロック禁止とか地下証明書出せとか、まさに体験してきたし、 実際に「お前髪染めてないだろうな」と生徒指導の先生から問われたこともあります。ちなみに、染めてはいません(笑)

校則について僕は、学校だけでなく、生徒にも決めさせる権利を与えるべきだと思っています。今回は校則の「選挙制度」について提案していきます。

今回の本題は「選挙制度、取り入れるべき!」です。時間のない方は目次の3からどうぞ。

熊本市で進む、校則改革

校則の争いは激化していて、大阪では元高校生の裁判があったり、千葉県では茶髪の生徒に教員2人が黒染めスプレーをかけたなんていう事件もありました。他にも髪は耳にかかってはいけないとか、日焼け止め・日傘禁止とか、さらには下着の色は白限定、なんていうもはや気持ち悪いレベルの禁止事項もあるようです。
日本らしいといえば日本らしい校則が溢れる中、熊本市では実は独自的に改革が進んでいます。今月25日には、教育委員会が独自のガイドラインを発表。以下の項目などについて、全て改定ことを求めました。

髪の色はもちろん、LGBTに配慮した校則作りも求めています。他にも、年一度は見直しの機会を設けることも、ガイドラインに盛り込まれました。熊本市を皮切りに、ぜひ全自治体に広がって欲しいと思います。

生徒主体のルール決めに、8割以上が肯定

また去年8〜10月にはアンケートを実施。校則は誰が決めているか?見直す機会はあるか?などの調査が行われました。 すると、「校則を生徒で作ったり、考える場が必要か」という質問に、小学生で約80%、保護者では91%が必要と回答しました。

調査結果からキャプチャ

学年が上がるごとに、そういった場が設けられていないことも明らかになりました。

調査結果からキャプチャ

生徒主体で作る必要があるが、現実、それができていない。とまとめることができます。あくまでも熊本市調査結果ですが、ある程度どこの自治自体でも同じ結果が出るのではないでしょうか。

選挙制度、取り入れるべき!

奈良県では、実際に生徒が校則を変えたケースがあります。天理市の中学校では、女子の靴下だけ白と決まっているのはおかしい!ということで、学校側の承諾も得て「投票」を開催。「白に限定」することへ反対多数で、校則を変えました。

学校では今後、この「選挙制度」を取り入れるべきだと思っています。加えて、選挙には教員や校長なども含めて全ての人間が関わることも提案したいなと思います。生徒だけでは、同調圧力が生まれるかもしれないし、学校の教員などにも、「結局、必要なんだっけ?」と再考させる機会になると思います。

pixabay

はっきり言って、生徒から「この校則はなんで守らなきゃいけないの」と言われて、「ルールだから」とか理由を答えられないものは不要です。生徒も先生も教頭も校長も、選挙を通して「校則」の意義を見直せるはずです。

なんでも変えればOK、ではないので、選挙は年に2回までとか、●●人の署名が集まったら選挙開催できる、など条件を決めることも重要でしょう。

さらに、できることなら親の参加も望ましいです。ちょうどデジタル化しているワケだし、学校に来れない生徒などを含めた全ての人が参加できる「選挙」を、取り入れることが大事。

校則は全員で考えて、全員で判断することがベストなのではないでしょうか。


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「羅針盤」運営者。 経済誌の記者/編集者としても働く20代。子どもや学校の話に高い関心あり。 Twitter @ntsuyuhara