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中2の娘はNISA投資。学校より先に始めた「お金の教育」

2022年から高校の家庭科で投資教育が始まります。お金の知識や選択肢を増やすことに繋がるのではないかと考えていて、私は賛成です。

もちろん全ての人にとって投資が必要ではありません。基礎知識を学んでも、将来使わない可能性があります。

例えば私にとって、工作で彫刻刀を使った経験も因数分解の知識も、実生活では全く使わないものです。多くの人がそうだと思います。しかし授業で触れたことで、芸術に興味をもったり、数式の美しさに目覚めた人もいるでしょう。

投資を学ぶことも同じように、その知識は経済的な自立の手段を増やすことにもなる。だからこそ知っておくべき知識だと考えています。
私は、20年以上にわたり投資をしています。主人も同様です。投資だけでなく確定拠出年金もやっています。
今回はそんな家庭で育つ中学2年の娘を例に、我が家のお金の教育事情を紹介します!


娘の10万円給付金を投資教材に

コロナウイルス感染拡大への対応策として、一人当たり10万円の特別定額給付金が給付されました。給付金は家電製品の買い替えに使う予定です。しかし、中学生の娘の分は、彼女の投資の教材費に充てることしました。例えば「世界のお金持ちが実践する お金の増やし方」という本を買いました。

前回紹介した「労働による収入」に加えて、「運用による収入(資産形成)」を学ばせたいとかねてから考えていたからです。そこで8月初旬、ジュニアNISAの口座開設手続きをしました。

画像:金融庁

2つのネット証券のサイトを見せ、どちらの証券会社にするのかを彼女に選ばせました。この段階では、投資に対する意欲も旺盛だったのですが、口座開設の手続きに要した2か月の間に、娘の意欲はすっかり減退してしまいました。

10月の終わりになってようやく「そうは言っても、やっぱりやってみようかな。」という感じで初心者向けの投資に関する本を少しずつ読み始めています。このペースが続くと、初取引は年末、あるいは年明けになりそうです。

投資の授業で自己責任感覚を養う

娘が高校生になる頃には、投資の授業が始まっていることになります。

高校での投資教育に期待するのは、健全な自己責任感覚の育成です。
株、不動産、FX、仮想通貨など投資対象はいろいろありますが、全ての投資に通じるのは、自分で調べ・考え・実行することです。仮に投資をしないという結論になった場合でも「責任を追いたくないから、投資なんかしない。」ではなく「今のマーケット環境ではリスクに見合うリターンが見込めないから、投資ではなく働くことに専念しよう」という判断が出来るようになってほしいと考えています。

お年玉・お小遣いを徹底管理

子どもにとって大きな収入源であるお年玉。年末年始が近づいてきた今、お年玉についても触れてみようと思います。

お年玉は、彼女名義の普通預金口座に入金しています。お年玉袋1枚につき1回の入金をして、いただいた人数分の件数を記帳。金額の隣に、下さった方のお名前を鉛筆で書き込みます。少し面倒ですが、親子それぞれにメリットがあります。
親は、誰からいくらいただいたかの管理がしやすく、子どもはお小遣い帳をつける時の見本になります。見える化することで、お年玉を使う時の予算決めも簡単になります。
ちなみに、お年玉に限らず、普段からお小遣い帳をつけさせています。
それはなぜか?

お金の収支を自分で把握することはもちろん、金額が合わない時に不明金として処理することの重要性、不明金がなぜ発生したか分かった時の記載方法など、知るべきことが沢山あります。お小遣い帳に大きな意味があると感じています。
不明金があること自体は良くないことですが、正しく記載することの大切さを教えています。

pixabay

話を戻しましょう。
お年玉は貯める派とすぐ使ってしまう派がいると思いますが、娘の使い道は、まとまった額のモノの購入です。彼女はゲームをするためのタブレットを今まで2度購入。自分の預金残高を減らして買うことは彼女にとっては大きな決断です。通帳を見ながら予算を決め、性能や見た目、買い替え時期など、かなり色々調べて買っています。

お年玉はキャッシュレスで受け取りに?

しかし、このような紙の通帳やお小遣い帳を使った管理がいつまで続くか、少し疑問を感じています。

私自身、以前はノートにレシートを糊付けし、手書きで家計簿をつけていましたが、今はアプリを使っています。使っているのはマネーフォワードで、便利かつラクな操作と分析のしやすさを実感しています。
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現状、日本は「現金比率が高い」「金融リテラシーが低い」といわれています。OECDの調査でも、日本は30ヵ国中22位と、喜べない結果が出ています。
しかし遅れを取りながらも、キャッシュレス化の流れは確実に日本でも進んでいて、数年後はお年玉もキャッシュレスで受け取る時代になるかもしれません。そうしたお金の技術の変化に対応して行くためにも、お金の教育に期待しています。

都内在住の40代会社員女性。 2児の母