「アドバイス役立たない…」コロナ禍の就活

「アドバイス役立たない…」コロナ禍の就活

6月1日就活が解禁されました。毎年のように、内定をすでに出している企業は多いですが、今年の採用状況は当然例年とは異なります。

NHKは「今月1日の時点で56%余りとなり、去年の同じ時期より13ポイント低くなった」と報じました。

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(6/1発売のAERAより)

就活相談役立たない

ある学生さんは、3月中旬以降はzoomなど、ほぼオンライン就活になったとのこと。「自分より上の人たちに就活相談しても、役立たない」と話していました。僕も含めて多くの人はオンライン就活経験がないし、確かにアドバイスのしようがありません。

面接中、Wifiの回線が悪くなり、止むを得ずに電話の音声でやりとりをしたこともあるそうです。その企業から不採用の通知を受けた時には、「音声のみだったことが影響したのかもしれない」と思ったと言います。なんで落ちたのか…仮にWifiトラブルが原因だったとしたら、悔やんでも悔やみきれません。

オワハラにご注意を

学生に限らず、企業も必死です。来社してもらえない、直接説明できない。しかしこの状況が、就活終了を強要する「オワハラ」に繋がる可能性もあります。

内閣府の調査では、19年度オワハラを受けたと答えたのは13.7%。年々被害は少なくなってきて来ますが、今年は注意が必要と警鐘を鳴らす人もいます。

AERA(6/1発売)で千葉商科大学の常見陽平さんは「特に注意しなければならないのは、内定辞退を恐れる企業の採用担当者が新型コロナを理由に学生の不安を煽り、「就活オワハラ」だ」と語っています。

先が見えない不安に付け込まれ冷静な判断ができなくなることもあるかもしれません。後々後悔するような決断をしないためにも、オワハラを受けた時には大学のキャリアセンターなどに相談しましょう。

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